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コモド島ツアーはなぜ朝が早い?早朝出発には理由がある

コモド島ツアーの日程を見て、「こんなに朝が早いの?」と感じる人は少なくありません。ラブアンバジョ発の日帰りスピードボートツアーでは、早朝にホテルを出発し、港からコモド国立公園へ向かう日程が一般的です。せっかくの海外旅行なのだから朝はホテルでゆっくり過ごしたいところですが、コモド島ツアーの早朝出発にはきちんとした理由があります。単に観光客を早く集合させているわけではありません。

コモド国立公園はひとつの島に観光地が集まっている場所ではなく、広い海域にパダール島、コモド島、ピンクビーチ、タカマカッサル、マンタポイントなどが離れて位置しています。日帰りツアーではスピードボートを利用してこれらの観光地を訪れますが、ラブアンバジョを出港した瞬間から観光が始まるわけではなく、最初の観光地まで海上を航行する時間も必要です。さらに各島での上陸、トレッキング、コモドドラゴン観察、シュノーケリングなどを考えると、朝から夕方までの時間を使う1日ツアーになります。早朝出発は、この広いコモド国立公園を日帰りで観光するための時間設定なのです。


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観光地までは距離がある

コモド島ツアーの出発地となるラブアンバジョはフローレス島西端の港町で、コモド国立公園の島々はその西側に広がっています。地図だけを見ると近く感じるかもしれませんが、パダール島までは海上を数十km移動します。日帰りツアーで使われるスピードボートでも、港を出てすぐに到着する距離ではありません。その先にはコモド島やピンクビーチなどがあり、それぞれの観光地を船で移動しながら1日の行程が続きます。

そのため、朝6時前後にホテルを出発するツアーでも、最初から観光地を歩いているわけではありません。ホテルから港へ移動し、乗船してラブアンバジョを出港、それからコモド国立公園へ向かいます。日帰りスピードボートツアーが朝早く設定されている理由を考えるとき、この海上移動の距離を抜きにすることはできないでしょう。夕方にラブアンバジョへ戻るところから逆算すれば、午前中の早い時間から出発する必要があることが分かります。


パダール島は朝の観光が合う

コモド島ツアーを代表する観光地のひとつがパダール島です。山の上から3つの湾を見渡す景色で知られていますが、船着場から展望地点までは階段が続き、トレッキングが必要です。コモド周辺は赤道に近く、日中になると日差しが強くなります。パダール島のトレッキングコースには日差しを遮る場所がほとんどないため、朝の時間帯に歩くことには理由があります。気温だけでなく、頭上から受ける日差しも考えて日程が組まれているのです。

パダール島の観光には、船を降りてすぐ写真を撮って終わるような短い時間ではなく、上りと下り、展望地点で過ごす時間を含めて1時間から1時間30分ほど見ておきたいところです。体力や当日の混雑によって所要時間には差がありますが、急いで上って急いで戻る場所ではありません。早朝にラブアンバジョを出発しておけば、このトレッキングに必要な時間を確保したうえで、その後のコモド島や海の観光へ向かえます。朝が早い理由のひとつには、こうしたパダール島の特徴も関係しています。


ドラゴン観察にも時間が必要

コモド国立公園を訪れる最大の目的として、野生のコモドドラゴンを挙げる人も多いでしょう。コモド島では上陸後、レンジャーと一緒に決められた区域を歩きながらドラゴンを探します。動物園のように決まった場所に必ずいる動物を見るのとは違い、野生動物の観察です。船が島に着いたら数分だけ見て次へ向かうような観光ではなく、レンジャーの案内を受けながら島内を歩く時間を考えておく必要があります。

コモド島での滞在は45分から2時間ほどが目安となり、その日の状況や見学内容によって変わります。ドラゴンだけではなく、シカやイノシシなどコモド島に生息する動物を目にすることもあります。日帰りツアーでは、この時間を確保しながらピンクビーチやシュノーケリングスポットも訪れるため、どこかひとつの観光地だけを基準に出発時間を決めているわけではありません。コモド島ツアーが早朝から始まるのは、それぞれの場所で必要となる観光時間を1日の中に確保するためでもあるのです。


海の観光も外せない

コモド島ツアーは、パダール島のトレッキングとコモドドラゴン観察だけで終わりません。ピンク色を帯びた砂浜で知られるピンクビーチ、白い砂州が海に浮かぶタカマカッサル、マンタとの遭遇が期待されるマンタポイントなど、海の観光もコモド国立公園の大きな魅力です。ピンクビーチでは45分から1時間ほど、マンタポイントでは30分から45分ほどを見ておくと、写真を撮るだけではなく海で過ごす時間も取れます。シュノーケリングを楽しみにコモド島旅行を計画している人なら、この時間も観光の一部として考えたいところでしょう。

ラブアンバジョ周辺は年間を通して昼と夜の長さの差が小さく、日の出と日没はおおむね6時前後です。日本の夏のように夜7時を過ぎても明るいわけではないため、日帰りで複数の島を訪れるなら日中の時間を十分に使う必要があります。早朝から出発することで、陸上の観光を終えたあとにもピンクビーチやシュノーケリングの時間を確保できます。もちろん海況や潮の状態などによって当日の行程が調整されることはありますが、朝の時間を使うことで1日に余裕が生まれるのは確かです。早朝出発は、コモド国立公園の陸と海の両方を楽しむための日程だと考えると分かりやすいと思います。


前日はラブアンバジョ泊がおすすめ

コモド島ツアーに参加するなら、前日はラブアンバジョに宿泊しておくのがおすすめです。バリからラブアンバジョまでは直行便が運航されていますが、到着したその日に日帰りツアーへ参加する日程ではありません。前日にコモド空港へ到着し、ホテルで休んで翌朝のツアーに備えると、早朝出発にも余裕を持って準備できます。ホテルによっては通常の朝食開始時間よりツアー出発のほうが早くなることもあるため、前日に朝食について確認しておくといいでしょう。早朝出発の旅行者向けに朝食ボックスなどを用意しているホテルもあります。

ツアー当日の朝は、起きてから慌ただしく準備するより、飲料水、帽子、日焼け対策用品、水着、着替えなどを前夜に用意しておくと便利です。特にパダール島では朝からトレッキングをするため、前日はラブアンバジョで十分に休んでおきたいところです。コモド島ツアーの朝が早いのは、パダール島だけを早く訪れるためでも、単に多くの観光地を詰め込むためでもありません。広いコモド国立公園を船で移動し、パダール島を歩き、野生のコモドドラゴンを観察し、ピンクビーチやマンタポイントまで楽しむには、それだけの時間が必要なのです。朝の出発時間だけを見ると早く感じますが、夕方ラブアンバジョへ戻るまでの1日全体を見ると、早朝から始まる理由がよく分かるでしょう。


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