コモド島の玄関口はラブアンバジョ
日本からコモド島を目指す場合、まず押さえておきたいのは、コモド島そのものに空港があるわけではないという点です。コモド国立公園観光の玄関口は、フローレス島西部の港町ラブアンバジョです。コモド国立公園の公式情報でも、多くの旅行者はラブアンバジョ、またはスンバワ島側のビマを経由して訪れると案内されていますが、日本からのコモド島旅行では、ホテル、港、現地ツアー会社が集まるラブアンバジョを起点にする方法が一般的です。
2026年7月時点では、日本からラブアンバジョまで直行するより、バリのデンパサール、ジャカルタ、またはシンガポールなどで乗り継ぎ、ラブアンバジョのコモド空港を目指す方が多いようです。ラブアンバジョには、デンパサール、ジャカルタ、スラバヤなどインドネシア国内主要都市からの直行便があり、最近ではシンガポールやクアラルンプールからの国際線乗り入れも行われています。シンガポールからラブアンバジョへの直行便は週2~3便、クアラルンプール線はハイシーズンでデイリー運航となりました。

旅行代理店のツアーはスケルトンが便利!
日本発のツアーを検討する場合、航空券+ホテル+現地ツアーまですべて含まれたいわゆるパッケージツアーだけを探す必要はありません。
以前は選択肢が少なかったために、このようなパッケージを利用せざるを得ませんでしたが、現在コモド島のツアーは現地ツアー専門会社などが良質のツアーを現地催行していますので、そちらを利用するという方法が一般的になりました。
そのため、航空券とホテルだけを日本で手配、いわゆるスケルトン型のツアーでラブアンバジョまで行き、コモド島、パダール島、ピンクビーチ、マンタポイントなどの観光は、種類豊富な現地ツアーを選ぶという方法がベストだと思われます。気象状況の変わりやすい海のツアーは出港時間、訪問先、船の種類、ガイドの有無で内容が変わるため、現地の事情に精通した現地ツアー会社を使う方が、結果的に希望に近い旅行となることでしょう。
たとえば、バリまで日本から航空券とホテルを手配し、バリからラブアンバジョまでは国内線を別に予約する方法があります。ジャカルタ経由でラブアンバジョに向かう方法もあり、航空券の価格や乗り継ぎ時間、ホテルの場所によって選び方が変わります。ラブアンバジョに到着した日は港周辺やホテルで過ごし、翌日にコモド国立公園のボートツアーに参加すると、朝の出港にも合わせられます。ラブアンバジョの中心部から港までは近く、観光の起点がひとつにまとまっているため、短い滞在でもコモド島観光に時間を使えます。

現地ツアーを選ぶ
ラブアンバジョ現地ツアーを利用する理由は、コモド島ツアーの種類が豊富なことです。日帰りツアーはスピードボート利用が多いですが、混載ツアーからプライベートツアーまで多種多様なツアーがあります。
チャーターボートを使うプライベートツアーにしても少人数向けの小回りのきく小型ボートから中型のボートまで幅広い選択肢があり、日程と目的に合わせて選ぶことができます。
さらに、コモドドラゴンを見たい人は、コモド島またはリンチャ島を含むコースを選ぶことができます。景色を重視するならパダール島、砂浜の色を楽しみたいならピンクビーチ、海の透明度や魚影を楽しみたいならカナワ島、シアバ島、マンタポイント方面が候補になります。
つまり、日本でパッケージとして申し込む場合には事前に決まったコースしかありませんが、現地にはいくつもコースが用意されているということなんですね。
また、日本語ガイドが所属するツアー専門旅行会社がある点も、現地ツアーを選ぶ理由になります。コモド島観光では、船の乗り降り、国立公園での手続き、レンジャー同行の散策、シュノーケリング時の注意、訪問地ごとの滞在時間など、現地で確認する場面が多くあります。英語ツアーでも観光は成り立ちますが、初めてコモド島を訪れる場合や、家族旅行、年配の方を含む旅行では、日本語で案内を受けられる会社を選ぶと、当日の理解が深まります。ガイドが外部手配なのか、旅行会社に所属しているのかも、予約前に見ておきたいところです。

バリ発日帰りツアー
ラブアンバジョに宿泊せず、バリを拠点にコモド島を訪れる方法もあります。現地旅行会社の中には、バリ発の航空券付き日帰りツアーを催行しているところがあり、朝バリ島を出発し、ラブアンバジョ到着後にスピードボートでコモド国立公園をめぐり、夕方以降にバリへ戻る日程が組まれています。バリ滞在の中に1日だけコモド島観光を加えたい場合は、この方法が候補になるでしょう。このバリ発日帰りツアーはここ数年で非常に人気が高いツアーとなっているようです。

また、そもそも日本からスケルトンのツアーを申し込まなくても、国際線航空券とホテルは自分で手配し、あとはすべてお任せで現地ツアー会社に頼むという手もあります。価格的にはこの方法がもっともコストパフォーマンスが良いように思います。国際線はエアアジアなどLCCなどの安いチケットを購入、バリでの宿泊先はお好みで、そこからコモド島観光は現地で、という流れの方が旅行自体のカスタマイズと満足度は高くなると言えるかもしれません。

予約前に検討すべき内容
コモド島観光は、市内観光とは違い、船を使う海上のツアーです。予約前には、出港時間、帰港予定、訪問島、国立公園の入域料、レンジャー料、ガイドの有無、シュノーケリング器材、昼食、飲み物、ホテル送迎、天候による訪問地変更の扱いを確認しておく必要があります。料金だけで判断するより、催行実績があり、案内内容が明確な現地旅行会社を選ぶほうが、当日の予定や旅行の趣旨が明確になることでしょう。
日本からコモド島に行く方法は、ラブアンバジョまでのルートだけで決まるものではありません。スケルトン型のパッケージツアーでラブアンバジョまで行き、現地でコモド島ツアーを選ぶ方法。バリに滞在しながら、航空券付きの日帰りツアーで訪れる方法。自分でバリ発ラブアンバジョ行きの航空券を取り、現地ツアーに参加する方法などなど。
どの手配でも、コモド島観光の中身は現地ツアー会社の選び方で大きく変わります。コモドドラゴン、パダール島、ピンクビーチ、マンタポイント、カナワ島まで考えるなら、ラブアンバジョに着くまでではなく、到着後にどの船でどの場所をめぐるかまで含めて計画するのが、コモド島旅行の決め手になります。


