スリランカには、親を失ったり、ケガをしたり、人間の生活圏に迷い込んだりして保護されたゾウたちが暮らす“ピンナワラのゾウの孤児院”があります。広い敷地の中で、子ゾウたちがのびのびと過ごしている様子を見ることができ、訪れるだけで心がやわらぐような場所です。子ゾウ同士がじゃれ合ったり、ミルクを飲む時間になって嬉しそうに走ってきたりする姿は、言葉にならないほど愛らしく、旅の思い出として深く残ります。

自然の中で保護されるゾウたち
ピンナワラのゾウの孤児院は、1975年に保護施設として設立されました。親とはぐれてしまった子ゾウや、ケガをして野生に戻れないゾウたちが、ここで安心して暮らせるように保護されています。広い敷地の中に川辺や日陰の多い場所があり、ゾウたちが自由に歩き回っている姿を間近で見ることができます。観光地でありながら、保護施設としての役割が中心にあり、野生の性質をできるだけ損なわないように配慮されている点が特徴です。
子ゾウがミルクを飲む姿に癒される
訪れる人の多くが楽しみにしているのが、子ゾウのミルクタイムです。スタッフがミルクを準備すると、子ゾウたちは待ちきれないように鼻を振りながら集まってきます。大きな身体を揺らしながら、勢いよくミルクを飲む姿は、見る人を自然と笑顔にしてくれます。まだ鼻をうまく使えずに、器用にミルクを吸い上げようとがんばる様子も、とても微笑ましい光景です。

子ゾウ同士が遊ぶ無邪気なひととき
敷地内では、子ゾウたちがじゃれ合う姿もよく見られます。鼻を絡ませて引っ張り合ったり、互いの体を軽く押し合って遊んだりと、その無邪気な行動に癒される時間が流れます。人間の子どもと同じように、仲間を見つけるとすぐに遊びが始まり、夢中になって走り回る様子は、見ているだけで温かな気持ちになります。子ゾウの成長を大切に見守る施設の環境が、そのまま姿に表れているようです。
川での水浴びも見どころ
ミルクや遊びの時間に加えて、もうひとつの見どころが川での水浴びです。ゾウたちは毎日、施設近くの川へ移動し、スタッフに連れられてゆっくりと入水します。体を水につけて遊んだり、仲間同士で水をかけ合ったりする姿は、子どもから大人まで楽しめる光景です。太陽に照らされて水しぶきがきらめく風景は、写真に収めたくなる瞬間がたくさんあります。

旅の疲れを忘れさせてくれる場所
ピンナワラのゾウの孤児院は、ただ動物を見るだけの場所ではなく、ゾウたちの穏やかな暮らしの中に身を置くことで、訪れた人が癒される場所です。子ゾウがミルクを飲む姿、じゃれ合う姿、川で遊ぶ姿など、どれも心を落ち着かせてくれる瞬間ばかりです。スリランカ旅行の途中で立ち寄ると、ふと肩の力が抜けるような体験ができるはずです。

